便利な長ネギ・葉ネギをプランターで栽培する

野菜を育てる

長ネギ、葉ネギをプランターで栽培して便利に使うには、まずなにから準備すればいいのか、頭に浮かばない人もいるでしょう。

ネギ類は薬味としてあると便利な食材ですが、スーパーで1束買ってしまうと、使いきれずに処分することもありますよね。

そんなもったいない使い方ならば、便利な長ネギ、葉ネギをプランターで栽培できる方法を知りたくなりませんか。

すぐに新鮮なネギをその場でプランターから収穫して食卓へ。理想的なネギの使い方と言えるでしょう。

そこで、あると便利な長ネギ、葉ネギをプランターで栽培する方法の基礎編をご紹介したいと思います。

 

最初に用意するもの

ネギの栽培に必要なものをまずは準備していきましょう。

 

・長ネギ 

  • 深さ20㎝程度のプランター
  • 野菜用培養土もしくは培養土と堆肥を2:1で混ぜたもの(培養土1ℓあたり5~7gの化成肥料を混ぜておきます)
  • 新聞紙
  • 30㎝程度の支柱を数本

 

・葉ネギ

  • 深さ8㎝以上のプランターもしくは鉢
  • 野菜用培養土もしくは肥料を混ぜた土

 

長ネギのセットをしよう

長ネギは鍋料理や薬味、味噌汁の具などあらゆる料理で使える便利な野菜ですよね。でも使う量が少量なので、1本買っても余ってしまうなんてことも。そこでビギナーでもできるネギの栽培、まずは長ネギからセットしていきましょう。

準備した培養土、化成肥料を混ぜ合わせる場合は植え付けの2週間前までに終わらせておきます。種から始める場合、適期は3月下旬~4月下旬、9月~10月となっています。

春のほうが失敗は少ないといわれていますので、ビギナーの方は春の種まきシーズンに合わせてもよいでしょう。

長ネギの発芽温度は15~25度。育苗トレーにひとつひとつ土を入れて種をまき、1㎝ほどの厚さで覆土しておきます。そのあとは日当たりのよい場所で管理して草丈が15㎝ぐらいに発育するまで育苗トレーで育てます。

苗が育つまでに1か月ほどかかりますので、水切れに注意しながら観察してくださいね。育ったらプランターに植え付けします。市販の苗から始める場合は、プランターに深く穴を掘ってそのまま苗を植えておきます。

 

葉ネギのセットをしよう

葉ネギの種まき季節も長ネギと同時期、ビギナーはやはり春まきがおすすめですが温度管理を正しく行えば秋まきでも成功します。まずは鉢底石を入れたプランターに用意した培養土を入れて、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水をあげます。

表面をならしたら種をすじまき、もしくはばらまきでもOK。深さ5㎝程度の水を棒や指先を使って作っておきます。

列の間隔は10~15㎝程度、中型サイズのプランターなら2列種まきができます。種をまいたらたっぷり水をかけて、土が乾燥しないように濡れた新聞紙をかけておくと発芽スピードが速くなります。

1回目の間引きは草丈が3~5㎝ぐらいになったとき。3㎝間隔程度に弱い株を抜き、次は10~15㎝程度に発育したら、5~6㎝間隔で2回目の間引きを行います。

市販の苗を植え付ける方法、もしくはスーパーの根っこ付きの葉ねぎを苗として使うことも可能。新鮮な葉ネギなら根本3~5㎝残しカットしたものを苗としてプランターに植え付けます。

 

便利な長ネギと葉ネギで知っておくべきプランター栽培のコツ

 

ネギは簡単に育つなんて人もいますが、最初はいくつか注意したい点がありますのでそれぞれのプランター栽培のコツについてみていきましょう。

 

・長ネギ

長ネギは白い部分が特徴ですが、なぜ白くなるかというと「軟白処理」という作業をして長ネギの白い部分を長く作っているためです。このために必要になるのが新聞紙と支柱。長ネギの苗の間に支柱を立てて新聞紙を幅10㎝程度に折ったものをぐるっと巻き付けておきます。

洗濯バサミやクリップを使って新聞紙を固定し、遮光して白い部分を柔らかく育てることができます。長ネギを美味しく作るためには植え付けして1か月ごとに追肥をしてください。野菜用の液体肥料を使用方法に合わせて使います。

3~4か月ほど経過したら間引きを行い、残ったネギを太く発育させましょう。参考までに間引きした長ネギも食べられますので、味噌汁などに入れて使ってくださいね。

 

・葉ネギ

植え付け2週間後に化成肥料を追肥して、2週間ごとに1回追肥を続けてください。葉ネギは多年草なので一度植え付けすると3~4年ほどは収穫できます。

土の上にでている部分は枯れてしまいますが、春になると新しい葉が育ってきますので、生育力がなくなるまで株分けしたり新しく種をまいて同じプランターで栽培を続けてください。

初心者でも育てやすいのは千本細ネギや九条ネギなどがありますが、種や苗から始めるのはもったいないという場合は使い残りの市販の葉ネギの根っこから始めてみましょう。水やりは土の表面が乾いたらたっぷりあげること。あぶらむしやあざみうまなどの害虫が発生することもありますのでご注意くださいね。

 

収穫の方法について

長ネギは種まきから半年ほど経過して、やっと収穫時期を迎えます。軟白栽培と追肥が重要な長ネギ栽培のポイントで、白い部分が40~50㎝ほどになった時は収穫の時期です。収穫方法は株元をしっかりとつかんで、一気に引き抜いてください。ほかのネギを残して生育を続ける時は空いた穴は必ず埋めておきましょう。

葉ネギの収穫は根本を3~4㎝ほど残して、葉っぱの部分だけをカットします。再び葉が伸びて何度も収穫ができるので、根っこにダメージを与えないよう地上に出ている部分だけを収穫することがコツ。

カットして数日すると再び葉が伸び始めますので、たくさん収穫できそうな場合は刻んだ葉ネギを冷凍庫で保存しても大丈夫です。

 

まとめ

便利な長ネギと葉ネギを、プランターで栽培する方法はいかがでしたか。準備するものはプランター、土、肥料、そしてあとは家にある新聞紙なのでガーデニングや野菜栽培の初心者にも決して難しくはありません。

使いたい時にないとがっかりしてしまうネギ。自分で収穫した長ネギや葉ネギをどうやって食べるか、色々なアイデアが浮かんできそうですね。葉ネギのほうが長ネギよりも栽培が簡単なので、まずは葉ネギで練習してからいよいよ次は長ネギに挑戦という目標を作っても楽しそうですね。

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