ほうれん草の栽培基礎!種まきから始めるプランターでの育て方

野菜を育てる

ほうれん草の栽培を、種まきから始めるのはとても難しそうなイメージがありますが、初心者でもプランターで育てられる簡単な方法があります。

苗からだとちょっとつまらないという人は、ほうれん草の栽培を種まきからコツコツと始めるのがとても楽しいですよね。

ほうれん草はビタミンや鉄分、カルシウムが多い栄養価の高い野菜。スーパーで買わずに自分で栽培したものが直接食卓に並んだら、毎日の食事も楽しくなるでしょう。

そこでほうれん草の栽培で、種まきから始める基礎手順についてご紹介していきましょう。広い畑がなくても、マンションのベランダでプランターがあれば初心者でも可能な野菜です。

 

ほうれん草栽培と収穫の時期について

ほうれん草は、栄養バランスの高い野菜でサラダや炒め物など色々な調理ができる便利さがあります。

自分でほうれん草栽培を種まきから始める際は、時期について最初に理解しておきましょう。春植えは2月下旬で収穫は4月以降になります。

秋と冬植えは9月上旬、収穫は10月以降。ほうれん草は苗と種の両方で栽培できるので、種まきからスタートする場合は3月~4月、もしくは9月中旬から10月にかけて行いましょう。

ほうれん草栽培で注意したいことは、生育の適温。温度は15~20度で低温には強いのですが発育が悪くなるため、暖地以外での栽培は温度管理に注意が必要です。

発芽の適温は15~20度で25度以上になると発芽率が低くなりますので、日が長くなる時期は部屋の明かりなどにも注意しましょう。

 

ほうれん草栽培の準備するものと種選びのポイント

ほうれんのタネ

ほうれんのタネ 引用元

ほうれん草の栽培を種まきから始める際ですが、まず必要なものがプランター。大きさは小型タイプ~中型タイプ、数センチ間隔で間引きしながら栽培できますので、場合によっては植木鉢で育てることも可能ですよ。

ほうれん草の栽培には市販の培養土を使うか、赤玉土と腐葉土を6対3、そこにバーミキュライトを1プラスして混ぜておきます。

プランターに土を入れる時は、2~3㎝ほどのウォータースペースを残してから培養土を入れておきます。植えつけする3週間前に土作りをしておき、1週間前になったら元肥を入れておきましょう。

では種選びのポイントですが、ホームセンターや園芸ショップで様々なほうれん草の種が販売されていますので、初めての方は発芽しやすい品種を選ぶとよいでしょう。

種を購入したらいきなり植えるのではなく、一晩水につけておくと発芽率が高くなります。市販のほうれん草の種は、発芽率を高く加工処理したプライマー種子と呼ばれるものがありますので、心配な方は簡単に使えるこのタイプがよいでしょう。

 

ほうれん草栽培の種まきのポイントについて

ほうれん草はもともと畑に直播きする野菜なので、10㎝以上の条間を確保することがコツになります。

プランターで育てる場合は2条播きにして、細い棒を使って溝を作りそこに1㎝間隔で種を植え付けてください。バランスよく生育させるためには深さを同じにすることがコツです。

株間はそれほど広く開ける必要はありませんが、1㎝程度、もし大きく株を育てたい場合は2回ほど間引きをして株間をとりましょう。

種まきをしたら、上から5㎜程度の覆土をして軽く上から手で押さえておきます。ほうれん草の栽培で種付けまで完了したら、プランターの底から水が流れ出る程度までたっぷり水やりをしてください。

発芽までは3日~1週間ほどと早いので、発芽したての芽は茎が細く雨で折れてしまう場合もありますので、天候に注意しながら毎日観察してください。

 

ほうれん草の栽培の管理について

栽培の管理で注意したいのは水やりで、発芽までの間は乾燥しないようこまめに水やりをしてください。

本葉が2枚ほどに発育したら1回目の間引きを行い、株間を3㎝程度にバランスよく整えます。2回目の間引きは本葉3~4枚程度に発育した時で、この間引きの後には追肥を行います。

市販の化成肥料の使い方に沿って、使用量を間違えないように播きます。ほうれん草の栽培で種まきをして発芽した後の間引きですが、思い切って弱いものや葉の形が悪いものを抜き取っておきます。追肥の際は葉に肥料がかからないように注意してくださいね。

 

注意したい害虫と病気対策

ほうれん草の栽培は種まきをして発芽までとても期間が短く、初心者にとっても手入れが少ないためオススメの野菜といえるでしょう。

栽培中に注意したいのは病害虫でアブラムシやネキリムシ、ヨトウムシなどへ。駆除はできるだけ早めに行うこと、またべと病は気温が10度前後の頃に起こりやすいため、心配な場合は、べと病の抵抗性品種を栽培することがオススメです。

べと病は葉の外側から白く変色していく病気、水やりが足りないのだと勘違いする人もいるようですが、このような症状が始まった場合は市販の薬剤を使ってすぐに対処してください。

ほうれん草の栽培で覆いネキリムシも有機物を求めて集まってきますので、堆肥を下のほうに埋めてまき溝と話しておくと予防効果がアップします。被害がでた葉はすぐに取り除いて、農薬を散布して対処してください。

 

ほうれん草の収穫方法について

ほうれん草の収穫方法について

ほうれん草の収穫方法について

ほうれん草の栽培もいよいよ収穫時期になると、食べるのが楽しみになりますよね。乾燥を嫌うほうれん草は、お天気の良い日は必ず水やりをして液肥も10日に一度の割合で与えると発育がよくなります。

水やりは天気の良い午前中の1回、夕方は葉を乾燥させておいたほうが病害虫の予防になります。収穫は春播きの場合30~40日、秋播きの場合は30~50日ほどでタイミングとなります。

20㎝ほど発育した株をそっくり株ごと引き取って収穫。引き抜く時の注意ですが、ほうれん草は葉がやわらかく折れやすいため株元の土を抑えて全体気にそっと持ち上げるように抜くと上手にできます。

最初は抜き取る際に残った株を痛める可能性がありますので、不安な場合は根元をハサミかナイフを使って収穫してください。品種によりトウ立ちする株がありますのでその前に収穫をするといいでしょう。

 

ほうれん草栽培のまとめ

ほうれん草の栽培、種まきからスタートする場合は花を育てるように簡単で、食べる楽しみがあるので毎日の成長が気になりますよね。まずはプランターと土と種でどこまで発育するかトライしてみましょう。

慣れてきたらほうれん草のうまみを上手に引き出すように、色々とアレンジするのも楽しいですね。

霜が降りる季節は繊維質が柔軟になり、ほうれん草の甘みが増しますので、種まきの季節を変えて栽培するのもおススメです。

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